◆森本猛展―季の想い―
森本猛(1956~ )は、宇和島市出身の画家です。現在は熊本市に住み、郷里宇和島やその後移り住んだ土地土地で肌で感じてきた記憶や観てきた心の風景を描き続けています。
「私は具象と抽象の間を行ったり来たりしながら、心に留まる物や風景、想いを描いてきた。それは遠い過去の懐かしい記憶や言葉にできないような人の想いであり、五感を通して得た私の感性を画面に表すことである。」
今展では、身近な風景から発想を得た作品を主に展示しています。高校生のころからスケッチを繰り返してきた宇和島の風景、その後移り住んだ松山市堀江の海岸線、人吉市の球磨川沿い、阿蘇に広がる草原の風景などが混ざり合った森本の心の風景が、穏やかな色彩となって作品の数々に立ち現れています。
「描き続けてきた風景は、私自身である。見えないものを描きたくて、私の中の私と対話を繰り返す。」
観る者の心に染みこんで、静かに語りかけてくる森本の作品をご鑑賞ください。
会 期:2022年5月20日(金曜日)~2022年8月1日(月曜日)
休 館 日:毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)
開館時間:9時~17時(受付は16時30分まで)
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会期などが変更になることがございます。