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お知らせ

兵頭浩章絵画展-クジランドへの旅2-

- 2024/11/10
  • 美術館・記念館

兵頭浩章(1964~)は、多摩美術大学で油絵や版画を学んだ後、郷里の三間町に帰り、美術教師をしながら、絵を描き続けています。パステルや油絵具、アクリル、テンペラなど樹脂を使った混合技法で、細やかに、微妙な筆のタッチを生かしながら、自分の想像した世界・小宇宙を詩情豊かに描いています。
 海や魚をテーマにした作品を多く描いていましたが、クジラとの出会いにより、それ以後クジラをモチーフにした作品を制作するようになりました。「不思議な魚たちが、何も語らず、黙々と深海を泳ぐ神秘的な世界に魅力を感じる。」と語る兵頭は、雲の浮かぶ古代都市を大きなクジラが悠々と泳ぐ幻想的な世界を描きます。建物には、3年間のフランス・パリ日本人学校勤務の際に訪ねたヨーロッパの建造物や遺跡の影響も見られます。
 「作品の根底には、平和や環境問題・自然保護への想いがある。」と語っていますが、それを直接的には感じさせずに、メルヘンチックに表現しており、見る者を幻想的な世界に誘います。
 初期から近作まで50点を展示します。深淵で広大な兵頭ワールドをぜひご覧ください。

日時

会  期:2024年11月8日(金曜日)~2025年1月27日(月曜日)
休 館 日:毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)・1月1日(水曜日)
       ※12月31日(火曜日)は開館いたします
開館時間:9時~17時(受付は16時30分まで)

※やむを得ない事情により、会期などが変更になることがございます。