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お知らせ

畦地梅太郎 版画とエッセーでつづる山と山男

- 2025/01/30
  • 美術館・記念館

 畦地梅太郎(1902~1999)は、愛媛県北宇和郡二名村(現:宇和島市三間町)出身の版画家です。山や山男をモチーフに、独自の世界を確立し、国内外で幅広く活躍しました。
 梅太郎は版画だけでなく、エッセイストとして温かな味わい深い文章でも人気を集めました。版画と文章を一冊の本に収めた画文集も数多く出版しています。そこには、孫から聞いた話に自らの子ども時代を重ねてみる家族思いの心優しい人柄が感じられます。
 梅太郎は自分の版画作りについて「わしはすべての仕事の上に、自分の得た人生経験以外のものは、どうも発信することは苦手である。それは、わしの仕事を見ただけで、ああそうかと判ると思う。」と語っています。
 自分の版画については多くを語らなかった梅太郎ですが、自分の経験や想いをつづったエッセーの中に、畦地版画をより深く理解する手がかりがたくさんあるように感じます。
 本展では、版画とエッセーの一部を組み合わせて、版画と文章の両面から畦地作品を鑑賞していただけるように展示をしています。また、梅太郎の著した画文集や自筆の原稿も展示します。

日時

会  期:2025年1月31日(金曜日)~4月21日(月曜日)
休 館 日:毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)
開館時間:9時~17時(受付は16時30分まで)

※2025年3月23日(日曜日)は、関連イベントに伴い、終日入館無料です

※やむを得ない事情により、会期などが変更になることがございます。