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お知らせ

越智紀久張・今昔展-久遠の旅路-

- 2025/10/19
  • 美術館・記念館

画家:越智紀久張(1948~)は、宇和島市津島町で生まれました。農業者大学校を卒業後は、家業の農業に従事しながら絵を描き続け、公害シリーズを県展に出品するなど受賞を重ねました。
30歳で画家となる決意をして北海道へ移り、60歳で故郷へ戻るまでの間、越智は、北の地の清澄な光を浴び、空気を吸って、観て感じた心象風景を点描風のタッチで描きました。東京・大阪・千葉・福岡他全国各地で個展を開催。その間にドイツを中心にヨーロッパ5カ国を取材旅行しました。
2008年、郷里に戻った越智は、無農薬栽培を手掛け、農民画家として再スタートします。ある日、心に突き上げるように、不思議な抽象的な映像が表出したと越智は語ります。「今まで63年間生きてきて蓄積された目に見えない幻影のようなものが、今、私の体いっぱいに満ち、発酵し始めた。」画家として描かずには居られない衝動に身を委ね、越智の作風は一変しました。浮遊する生態や形、色。無意識のイメージを目に見える形にした新たな世界は、さらに変化し、「方形・矩形による構成と、彩色は3原色とその補色の6色にインジゴを加えた7色に限定した描画スタイル」に至りました。
越智紀久張の変化に富んだ全容をご覧いただければと思います。

また、会期中は下記のとおり作家によるトークショーを行います。
 開催日時:2025年10月26日(日曜日) 14時~15時
 観覧料:無料 ※入館料が必要です。

日時

会  期:2025年10月24日(金曜日)~2026年1月26日(月曜日)
休 館 日:毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)・1月1日(木曜日)
開館時間:9時~17時(受付は16時30分まで)

※やむを得ない事情により、会期などが変更になることがございます。